AirTagレビュー
AirTagを生活に導入して1ヶ月以上経過しましたが、実際に紛失したことはなく依然として財布のお守りという役割を担っています。
iOS15にアップデートしたことで紛失を未然に防ぐことができるようになり、安心感は高まりました。
この記事ではAirTagが他の紛失防止タグより優れている点、劣っている点について解説していきます。
AirTagの良い所
1.正確な位置が分かる
AirTagにはアップルが独自に設計した超広帯域無線通信を行うU1チップを内蔵しています。
U1チップによる超広帯域無線(UWB)通信は約10mの範囲内で誤差の少ない位置検出ができるため紛失したAirTagの正確な位置を見つけることができます。
2.アクセサリが豊富
AirTagのアクセサリーはApple純正のものから安価なサードパーティー製のものまで多くの商品があります。
AirTagを様々な場所へ取り付けるための特殊なケースやAirTagを傷から守る保護フィルムなどがあります。
3.見つかりやすい
AirTagは世界中のiPhoneを利用した「探すネットワーク」を使って持ち物を探すことができます。
そのためiPhoneのシェアが高い日本では紛失したAirTagが見つかる可能性が高くなります。
4.セットアップが簡単
Appleならではのメリットとしてセットアップが簡単であることが挙げられます。
iPhoneにAirTagを近づけるだけで認識され、画面の指示に従って進めるだけでAirTagが使えるようになります。
5.紛失を防止できる
iOS15にアップデートされたことにより、AirTagがiPhoneから離れたら通知してくれるようになりました。
完全に紛失する前に持ち物の置き忘れを防止できます。
以下の記事で詳しく解説しています。
6.防塵・防水性能が高い
AirTagの防塵・防水性能はIP67となっています。
IP67は「粉塵が内部に侵入しない」「水に浸しても影響を受けない」という保護等級でTile Mate(2020)がIP55であるため、より高い防塵・防水性能を兼ね備えています。
以下の記事で防塵・防水性能の解説をしています。
AirTagの悪い所
1.値段が高い
AirTagは1つ3800円(税込)です。
Tile Mateが2480円、Tile Proが3515円であるため、少し高めの値段設定になっています。
「紛失する可能性のあるものに付けるタグが高い」ということに違和感を覚える人もいると思います。
価格 | |
---|---|
AirTag | ¥3,800 |
Tile Mate | ¥2,480 |
Tile Pro | ¥3,515 |
AirTag
2.少し大きい
AirTagのサイズを硬貨と比較してみました。
直径は500円玉よりも一回り大きいサイズです。
厚みは大体10円玉を4枚重ねたものと同じくらいです。
公式のAirTagのサイズは以下の通りです。
外径 | 厚み | |
---|---|---|
AirTag | 約32mm | 約8mm |
実際使ってみて、意外と大きいなと感じます。
財布に入れて使っていますが、入れた時に膨らんでしまうことがあります。
3.iPhone/iPadが必要
AirTagを設定するにはiOS14.5以降のiPhone、もしくは、iPadOS14.5以降のiPadが必要です。
例えば、Androidでは設定できず、探すこともできません。
4.傷が付きやすく目立つ
AirTagは両面とも傷が付きやすいと言われており、傷が付けば目立ちます。
財布にそのまま入れると小銭によって傷まみれになってしまいかねません。
紛失防止タグなので傷がついても全く問題ないですが気になる場合は保護フィルムを貼ったほうが良いでしょう。
5.人が少ない場所では見つかりにくい
AirTagは探すネットワークを利用して紛失したタグを見つけますが、人が多い場所で見つかりやすく、人が少ない場所で見つかりにくいという特徴があります。
そのため、iPhoneシェアの低い国や地域、人口の少ない場所では見つかりにくくなってしまいます。
6.音が分かりにくい
AirTagは音を鳴らして探すことができますが、AirTagが財布などに入っていると音量がかなり小さくなってしまいます。
さらに、高い音を鳴らすのでどこから聞こえてくるのかが、分からなくなることがしばしばあります。
基本的にU1チップによるUWBで探して、音はそれを確実にするために鳴らします。
まとめ
今回はAirTagの良いところ、悪いところを紹介しました。
iPhoneを持っていて性能を重視する場合はAirTag、iPhoneを持っていないか、持っているけどコスパを重視する場合はTileやMAMORIOをおすすめします。